ご自身の生活スタイルに合った食事療法を続けていくためには、管理栄養士による「栄養指導」を活用することが有効です。
食事療法によりうまくコントロールできている方も多くいらっしゃる一方、懸命に食事療法に取り組んでいても、思ったように効果が出ない、何をどう改善すれば良いのかよく分からない、と感じている方もいらっしゃいます。こうした食事療法を管理栄養士とともに実践していくのが栄養指導です。

「栄養指導」と聞くと皆さん「あれも、これも制限と言われるから聞きたくない」「わかっているけどなかなか出来ない」と内心感じている方も多いと思います。しかし、食事は「生活の一部」で食事だけ変えようと思ってもなかなか出来ません。そこで、生活スタイルを聞きながら、おひとりおひとりに合わせて無理のない範囲でサポートをしていきたいと考えております。

糖尿病を改善する為の食事は、誰でも実践したほうがよい食事、健康の為の食事です。その人自身にあったエネルギー（カロリー）量、蛋白質と脂質の量をバランスよく摂ることが重要です。その時の糖尿病の病状によっては、ある程度の糖質を制限することが必要になることもありますが、極端な「糖質制限」は上記で述べたバランスが崩れる場合が多くみられますので当院では勧めていません。

まず、食習慣の気づきからはじめましょう

当てはまる項目はありますか？

• 早食いである
• 朝食を食べない
• 甘い飲み物をよく飲む
• 間食をよくする
• 炭水化物の重ね食いをよくする
• 野菜が不足している
• 夕食の時間がいつも遅い

「食事」は私たちに日々体をつくる栄養素を与えてくれ、楽しみや元気も与えてくれるものです。毎食の食事が楽しく元気になるような「食事療法」をご一緒に実践していきましょう。